こんにちは🌞
3B-mama(すりーびーまま)です。
我が家には、9歳の長男、3歳の次男、そして9ヶ月の末っ子がいます。
この2人の間には、いつも決まって勃発する「同じもの欲しい」問題があります。
特に次男は、長男が持っているものや使っているものを見ると、なぜかそれが世界で一番魅力的な宝物に見えるらしく、必ずお兄ちゃんと同じものがいい!と要求してくるのです。
たとえば、長男が誕生日にもらった新しい鉛筆。次男にもキャラクターものの鉛筆はたくさんあります。
でも、長男がその新しい鉛筆を手に取り、宿題を始めようとする、まさにその瞬間。
「あー!おにいちゃん、それ、おにいちゃんのえんぴつ?!」
次男の目がキラリと輝きます。
そして、次の言葉は決まってこれ。
「ぼくも、それと一緒のがいい!!」
彼の指が差すのは、長男が持っている新しい鉛筆。全く同じデザインの鉛筆が欲しくて、駄々をこね始めるのです。
まだ3歳。鉛筆を使う機会なんてほとんどないのに、お兄ちゃんが持っているというだけで、それが最高のアイテムに昇格してしまうのが、この時期の子どもの不思議なところです。
おもちゃでも同じです。
次男の部屋にもたくさんのおもちゃがありますが、長男が組み立てたレゴブロックや、長男専用のミニカーなどには、特別な魅力があるようです。
長男が何か新しいものを手に入れるたびに、次男の「私も一緒!」レーダーが作動し、我が家には新しい「欲しいものリスト」が増えていきます。
この「お兄ちゃんと同じもの欲しい」という要求は、時に私たち親を悩ませます。
以前、長男が新しいキャラクターデザインの上履きを買ってもらった時のこと。
次男も同じキャラクターのものが欲しいと言い出し、長男のものとは少しデザインが違うものの、同じキャラクターの上履きを購入しました。
これで一件落着、と思いきや…。
次男は、新しい上履きを見ると「これは、おにいちゃんのじゃない!これじゃないー!」と大泣き。
彼が欲しかったのは、全く同じデザインで、全く同じ場所に置かれている、お兄ちゃんの上履きそのものだったのです。
もちろん、それは無理な話。
結局、次男はしばらくその上履きを履くのを嫌がり、私は「なぜ同じキャラクターなのに…」と頭を抱えました。
どうやら彼にとっての一緒は、単に同じ種類のものが欲しい!ということではなく、お兄ちゃんが持っている、そのものと同じ状態でありたいという、もっと複雑な感情が絡んでいるようです。
それは、お兄ちゃんへの強い憧れであり、もしかしたら「お兄ちゃんみたいになりたい」という、彼なりの成長への意欲の表れなのかもしれません。
この「お兄ちゃんと同じ」要求は、時に長男との小さな衝突の原因にもなります。
長男が「これは僕のだよ!」と主張し、次男が「いーやーだー!」と泣き叫ぶ。
そんな光景は、我が家の日常です。
親としては、どちらの気持ちも理解できるだけに、毎回仲裁に頭を悩ませます。
「お兄ちゃんはもう大きいからね」と諭してみたり。
「次男くんだけの、特別なものも買おうね」と提案してみたり。
それでも、彼の「お兄ちゃんと同じ!」という気持ちは、なかなか揺らぎません。
しかし、この「同じもの欲しい」という欲求は、次男が長男のことをどれだけ慕っているか、どれだけ大きな存在だと思っているかの証拠でもあります。
長男の行動や持ち物を通して、彼は世界を広げ、たくさんのことを学んでいるのでしょう。
今はまだ、小さな嫉妬やワガママに見えるこの要求も、彼が成長していく過程で、やがて「自分だけの個性」を見つける大切なステップになるはず。
そう信じて、私は今日も、長男の隣で目を輝かせる次男に、静かに、しかし愛情を込めて向き合うのでした。
あなたの家庭では、こんな「お兄ちゃん、お姉ちゃんと同じがいい!」エピソード、ありますか?
ぜひ、その可愛らしいバトルや、乗り切り方を教えてくださいね♡